豊隆(ほうりゅう)・陰陵泉(いんりょうせん)ツボの効能

さくら鍼灸院

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豊隆(ほうりゅう)・陰陵泉(いんりょうせん)ツボの効能

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2017/06/12 豊隆(ほうりゅう)・陰陵泉(いんりょうせん)ツボの効能

湿気で体がだるくなったり、冷たいものを摂り過ぎて胃の調子が悪くなったりしませんか?

そのような方は、ぜひ、今回紹介するツボを刺激してみてください!

 

【豊隆(ほうりゅう)】-体内の「痰飲」を除去してくれるツボです。
“豊”は豊富、“隆”は盛んであることを意味します。

肌肉が豊富で隆起している部位にあることからこの名前が付きました。

 

[位置] 脛(すね)の少し外側で、膝と足首のちょうど中間あたりの高さに位置します。

 

 

①胃痛や胃もたれなど消化器症状に効果的です。
(豊隆は胃と密接に関係するツボですよ!)

 

痰(病的で粘り気のある水分)を体外へ排出するよう
    に促すという効果もあります。
湿気の多いこの季節、まさにこの痰が溜まりやすく、
体が重だるくなってくるので、このツボ刺激してあげる
と効果的です!

 

頭痛や眩暈にも効果があるとされています。

 

 

【陰陵泉】脾を元気にして、体内の余分な水質を除去してくれます。

 

[位置] 足の内くるぶしから骨の内側を真上に辿っていくと指が止まるところです。

丁度そのあたりで骨はカーブします。膝下内側にある太い骨の真下あたりになります。

このつぼは「湿」を取り除くのにとても効果的ですよ。

 

 

【神厥】 神厥とは、おへそのことです。脾陽を高め、消化能力を高めてくれるツボです。

 

[位置] 「神闕」は、腹の真ん中、つまり「へそ」に当たります。

 

「神闕」の「神」は計り知れない変化という意、「闕」は重要なところの意味です。

つまり「神闕」は計り知れない効果のある重要なツボということで、古来「養生」に用いられてきました。

 

また、冷えたものの過食や寝冷えによる腹痛・下痢の軽減にもよく使用されています。

臓腑の調子が良ければ、気血をよく産生します。

すなわち体に元気を供給してくれることになります。

 

この時季には必ずお腹の調子が悪くなったり、便がゆるくなったり、浮腫む方は、手の平などでおへそやその周りを温めてあげましょう。

 

また、棒灸をお持ちの方は棒灸で温めてあげても良いでしょう。

 

 

=この時期におすすめの食材=

脾を元気にしてくれる食材:穀類・肉類・いも類・しいたけ・グリンピース・とうもろこし・米ぬか・大豆・栗、など

先程も触れましたが、甘い食材は脾を元気にしてくれますが、摂り過ぎると逆効果になります。また他の味と合わせる場合は、辛味と合わせると良いでしょう。

熱と湿気を取ってくれる食材:そば・大麦・とうがん・金針菜・緑豆、など

 

気を巡らせ湿気を取ってくれる食材:香菜・大葉・玉ねぎ・みかん・山椒・ジャスミン・あずき・はと麦・ひょうたん・大根・菜の花・ニンニク・生姜・ねぎ・らっきょ・とうがん・金針菜・コイ・ふな・はも、など

お茶:緑茶・紅茶・ウーロン茶・はと麦茶・杜仲茶・ジャスミン茶・シソ茶、など

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