妊娠8ヶ月、坐骨神経痛、胃痛

さくら鍼灸院

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〒558-0033 大阪市住吉区清水丘2-27-13

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妊娠8ヶ月、坐骨神経痛、胃痛

胃痛・消化器の不調,安産鍼灸・逆子,腰痛・下半身の症状

2022/10/26 妊娠8ヶ月、坐骨神経痛、胃痛

 

妊娠8ヶ月、坐骨神経痛、胃痛

●これまでの経緯

妊娠8ヶ月(4人目)の妊婦さん。坐骨神経痛、仙骨部の痛みでご来院。

歩行困難、立ち座り時の痛みもありご主人に支えられながら入室され、着替えも手伝いが必要な状態でした。

 

足や臀部がとても冷えていて、お灸や光線でも温まるまで時間がかかり、温まってもすぐにまた冷えるほど。子供の頃からの冷え性あり。

日頃から睡眠時間は4、5時間と短く、痛みで夜中は2、3回目がさめてしまうため、慢性的な睡眠不足の状態です。

 

子供の保育園の送迎や調理もできず、大変お困りの状態でしたが、2回目の施術で買い物に歩いて出かけることができるまで回復されました。

 

少し良くなると普段から食べていたアルフォートチョコなど甘いものが欲しくなり、夕飯も満腹まで食べてしまわれてました。

 

胃痛がなくなると食欲は朝から旺盛なため、体重も33週目で9キロ増。

下半身の筋肉の弱りもあるため体重増加は要注意です。さらに坐骨神経痛や腰痛を悪化させてしまうので腹八分目で野菜中心の和食を心がけてもらうようお伝えしました。

 

上のお子様3人の子育てもあり、ストレスもありますが、今後は冷えと食事に気をつけながら安産のセルフお灸を続け、出産までお過ごしいただきたいです。

 

 

鍼灸院としての診断

消化器の弱りによる脾虚と腎虚がベースにあると考えられる。

3ヶ月前からパートで朝が忙しくなり朝食を食べれなくなる。

昼はコンビニのおにぎり1個や菓子パンを食べる。

 

夜は麺類や揚げ物などの惣菜も増え、夜遅くにお菓子、チョコなどを食べ、カフェインの量も増えていた。

睡眠が浅くなり、慢性的な睡眠不足と3度の出産、3回の転勤での過労も影響していると考えられる。

 

一人目の妊娠7ヶ月では切迫気味で入院されたこともある。

初回来院は今年1月。

昨年5月には慢性腰痛からぎっくり腰、胃炎でピロリ菌除去をされる。

 

 

●施術方針

1月末の来院時に胃痛と坐骨神経痛で2回の治療を行う。

3人目の1歳児の授乳中で夜中2回の授乳で疲労困憊のご様子。

 

腎虚や脾虚が進んでいたが、この後、春に4人目の妊娠。

体調良く8ヶ月まで過ごされていたが左臀部の尾底部の痺れ、痛みが出始める。

 

光線とお灸(三陰交、公孫、照海など)で下半身の冷えをとる。

頻尿や胃痛もあり、腎気不足、消化器の弱りから腎虚、脾虚を補う施術を行う。

 

同時に夏の冷房と冷飲により、風寒湿痺の腰痛が慢性化していると考えられる。

 

治療内容

可視光線とお灸(三陰交、公孫、照海、大腸兪、膀胱兪、腎兪、胞肓など)

胞肓、臨泣、内庭、後渓(左)に適宜鍼を施す。

 

 

施術後のケア

下半身を冷やさないようにレッグウオーマーや腹巻をしてもらう。

痛みがあるうちは安静を心がけていただく。

食事は脂っこいものを避け、チョコやクッキーなどお菓子、カフェインを控えてもらう。

体重が妊娠前より33週目で9キロ増加、下肢の静脈が浮き出ているため、炭水化物を控えめに、カロリーの低い食物繊維の野菜などを多めに摂っていただく。

 

 

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