090-6550-7077
〒558-0033 大阪市住吉区清水丘2-27-13
定休日 / 不定休
🍂 季節の変わり目と「痹証(ひしょう)」の中医学的解釈 と養生🍂
朝晩の気温が下がり始め、昼夜の温差が大きくなる時期は体調を崩す方が増えてきます。
今週は20度前後まで冷え込みますのでタイマーを使って冷え過ぎにご注意くださいね。窓を少し開ければ冷房は要らないお部屋もあると思います。
**********
【診療のお知らせ】
9月28日(日),10月5日(日)、8日(水)、10日(金)、19日(日)、25日(土)、26日(日)は休診です。
中医学では、このような季節の変化は外邪(風・寒・湿など)が体内に侵入しやすい状態をつくり、慢性的な筋肉や関節の痛みやしびれを悪化させると考えます。
・痹証(ひしょう)の病因病機
「痹証」とは、風・寒・湿・熱の邪気が経絡に侵入し、気血の運行を阻滞して、筋骨関節に痛み・しびれ・重だるさを生じる病証 を指します。
とくに季節の変わり目には:
• 夏に蓄積した「湿邪」が体内に残る
• 朝晩の冷えで「寒邪」が関節に侵入する
• 気候の変化に伴う「風邪(ふうじゃ)」が加わる
これらが経絡を閉塞し、気血の流れを妨げることで、
「痛みが移動する・冷えると強まる・重だるい・熱を帯びて腫れる」といったいろんな症状が出てきます。
痹証は大きく以下のように分類されます:
• 風痹(行痹):疼痛が遊走性で、一定の部位にとどまらない
• 寒痹(痛痹):冷えると痛みが激しく、温めると楽になる
• 湿痹(着痹):四肢の重だるさ、むくみ、雨天で悪化
• 熱痹:関節の紅腫熱痛、発熱を伴うこともある
現代医学的には、リウマチ性疾患、変形性関節症、神経障害性疼痛、さらには線維筋痛症などが「痹証」と関連して解釈されます。
🌿 鍼灸治療の要点
痹証の治療原則は 「祛風・散寒・除湿・清熱・通絡」 です。
• 経絡を疏通し、気血の運行を回復させる
• 冷えや湿気を取り除き、正気を補う
当院では、少数鍼による経絡治療を基本としつつ、必要に応じて温灸療法や可視光線療法を併用し、深部の冷えや湿を取り除いていきます。
線維筋痛症のように全身の痛み・しびれが長期にわたり続く症例でも、鍼灸治療によって「痛みの軽減」「睡眠の改善」「日常生活の質の向上」が期待できます。
🌱 養生のすすめ
• 夜間は腹部・腰部を冷やさないよう注意する
• 湿気を溜めないよう温かい食事・飲み物を意識する
• 適度な運動と呼吸法で気血を巡らせる
痹証は一朝一夕に形成されるものではなく、長年の体質や生活習慣の影響を受けています。
治療と同時に養生を徹底することが、根本的な改善につながります!
ご自身やご家族、ご友人の症状でお困りの方はお気軽にご連絡ください!
25/10/13
25/09/27
25/09/20
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🍂 季節の変わり目と「痹証(ひしょう)」の中医学的解釈 と養生🍂
朝晩の気温が下がり始め、昼夜の温差が大きくなる時期は体調を崩す方が増えてきます。
今週は20度前後まで冷え込みますのでタイマーを使って冷え過ぎにご注意くださいね。窓を少し開ければ冷房は要らないお部屋もあると思います。
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【診療のお知らせ】
9月28日(日),10月5日(日)、8日(水)、10日(金)、19日(日)、25日(土)、26日(日)は休診です。
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中医学では、このような季節の変化は外邪(風・寒・湿など)が体内に侵入しやすい状態をつくり、慢性的な筋肉や関節の痛みやしびれを悪化させると考えます。
・痹証(ひしょう)の病因病機
「痹証」とは、風・寒・湿・熱の邪気が経絡に侵入し、気血の運行を阻滞して、筋骨関節に痛み・しびれ・重だるさを生じる病証 を指します。
とくに季節の変わり目には:
• 夏に蓄積した「湿邪」が体内に残る
• 朝晩の冷えで「寒邪」が関節に侵入する
• 気候の変化に伴う「風邪(ふうじゃ)」が加わる
これらが経絡を閉塞し、気血の流れを妨げることで、
「痛みが移動する・冷えると強まる・重だるい・熱を帯びて腫れる」といったいろんな症状が出てきます。
痹証は大きく以下のように分類されます:
• 風痹(行痹):疼痛が遊走性で、一定の部位にとどまらない
• 寒痹(痛痹):冷えると痛みが激しく、温めると楽になる
• 湿痹(着痹):四肢の重だるさ、むくみ、雨天で悪化
• 熱痹:関節の紅腫熱痛、発熱を伴うこともある
現代医学的には、リウマチ性疾患、変形性関節症、神経障害性疼痛、さらには線維筋痛症などが「痹証」と関連して解釈されます。
🌿 鍼灸治療の要点
痹証の治療原則は 「祛風・散寒・除湿・清熱・通絡」 です。
• 経絡を疏通し、気血の運行を回復させる
• 冷えや湿気を取り除き、正気を補う
当院では、少数鍼による経絡治療を基本としつつ、必要に応じて温灸療法や可視光線療法を併用し、深部の冷えや湿を取り除いていきます。
線維筋痛症のように全身の痛み・しびれが長期にわたり続く症例でも、鍼灸治療によって「痛みの軽減」「睡眠の改善」「日常生活の質の向上」が期待できます。
🌱 養生のすすめ
• 夜間は腹部・腰部を冷やさないよう注意する
• 湿気を溜めないよう温かい食事・飲み物を意識する
• 適度な運動と呼吸法で気血を巡らせる
痹証は一朝一夕に形成されるものではなく、長年の体質や生活習慣の影響を受けています。
治療と同時に養生を徹底することが、根本的な改善につながります!
ご自身やご家族、ご友人の症状でお困りの方はお気軽にご連絡ください!
住所 〒558-0033 大阪市住吉区清水丘2-27-13
営業時間 9:00~20:00(不定休)
定休日 完全予約制