🍂 季節の変わり目と「痹証(ひしょう)」の中医学的解釈 と養生🍂

さくら鍼灸院

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〒558-0033 大阪市住吉区清水丘2-27-13

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🍂 季節の変わり目と「痹証(ひしょう)」の中医学的解釈 と養生🍂

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2025/09/20 🍂 季節の変わり目と「痹証(ひしょう)」の中医学的解釈 と養生🍂

🍂 季節の変わり目と「痹証(ひしょう)」の中医学的解釈 と養生🍂

朝晩の気温が下がり始め、昼夜の温差が大きくなる時期は体調を崩す方が増えてきます。

今週は20度前後まで冷え込みますのでタイマーを使って冷え過ぎにご注意くださいね。窓を少し開ければ冷房は要らないお部屋もあると思います。

 

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【診療のお知らせ】

928(),105日(日)、8日(水)、10日(金)、19日(日)、25日(土)、26日(日)は休診です。

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中医学では、このような季節の変化は外邪(風・寒・湿など)が体内に侵入しやすい状態をつくり、慢性的な筋肉や関節の痛みやしびれを悪化させると考えます。

 

痹証(ひしょう)の病因病機

「痹証」とは、風・寒・湿・熱の邪気が経絡に侵入し、気血の運行を阻滞して、筋骨関節に痛み・しびれ・重だるさを生じる病証 を指します。

 

とくに季節の変わり目には:

 

 • 夏に蓄積した「湿邪」が体内に残る

 • 朝晩の冷えで「寒邪」が関節に侵入する

 • 気候の変化に伴う「風邪(ふうじゃ)」が加わる

これらが経絡を閉塞し、気血の流れを妨げることで、

 

「痛みが移動する・冷えると強まる・重だるい・熱を帯びて腫れる」といったいろんな症状が出てきます。

痹証は大きく以下のように分類されます:

 • 風痹(行痹):疼痛が遊走性で、一定の部位にとどまらない

 • 寒痹(痛痹):冷えると痛みが激しく、温めると楽になる

 • 湿痹(着痹):四肢の重だるさ、むくみ、雨天で悪化

 • 熱痹:関節の紅腫熱痛、発熱を伴うこともある

 

現代医学的には、リウマチ性疾患、変形性関節症、神経障害性疼痛、さらには線維筋痛症などが「痹証」と関連して解釈されます。

 

🌿 鍼灸治療の要点

 

痹証の治療原則は 「祛風・散寒・除湿・清熱・通絡」 です。

 

 • 経絡を疏通し、気血の運行を回復させる

 • 冷えや湿気を取り除き、正気を補う

 

当院では、少数鍼による経絡治療を基本としつつ、必要に応じて温灸療法や可視光線療法を併用し、深部の冷えや湿を取り除いていきます。

 

線維筋痛症のように全身の痛み・しびれが長期にわたり続く症例でも、鍼灸治療によって「痛みの軽減」「睡眠の改善」「日常生活の質の向上」が期待できます。

 

🌱 養生のすすめ

夜間は腹部・腰部を冷やさないよう注意する

湿気を溜めないよう温かい食事・飲み物を意識する

適度な運動と呼吸法で気血を巡らせる

 

痹証は一朝一夕に形成されるものではなく、長年の体質や生活習慣の影響を受けています。

治療と同時に養生を徹底することが、根本的な改善につながります!

 

ご自身やご家族、ご友人の症状でお困りの方はお気軽にご連絡ください!

 

 

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