【胃もたれ、胃痛、胸焼けの原因と鍼灸治療】

 

11月は日曜の休診が多く、ご不便をおかけしました。

立冬に入ってもまだ寒さはマシですが、週明けからグッと気温が下がりますよ～。冬用靴下、レッグウォーマーもぼちぼち用意してくださいね♪

 

皆さんの中には更年期の症状でお悩みの方も多いかと思います。

軽い運動や散歩は、ホルモンバランスの改善や気分のリフレッシュに効果的です。

特に、自然の中を歩くことはストレス軽減にも繋がりますので、ぜひお試しください。

運動の強度としては、軽く汗ばむ程度が理想です。無理なく、楽しく続けられるペースで取り組んでみてください。

 

また、胃もたれ、胃痛、胸焼けなどの消化器系の不調は、多くの人が経験する問題です。

これらの症状は、ストレスや食生活の乱れ、過労などが原因となることが多く、長引くと日常生活に支障をきたします。

 

鍼灸治療は、これらの症状に対して有効なアプローチのひとつとして注目されています。

 

ちりょ

これらの症状は、以下のような原因で引き起こされることが一般的です。

1. ストレス

精神的なストレスがかかると、自律神経が乱れ、胃腸の働きが低下することがあります。

特に交感神経が優位になると、胃酸の分泌が過剰になったり、逆に減少したりして、胃の不調が起こりやすくなります。

 

2. 食生活の乱れ

食べ過ぎや早食い、脂っこいものや刺激物の摂取は、胃に負担をかけます。また、食事のタイミングが不規則だと、胃が正常に消化活動を行えず、胃もたれや胸焼けを引き起こすことがあります。

 

3. 過労

体が疲れていると、消化機能も低下します。特に長時間のデスクワークや立ち仕事は、胃に血流が届きにくくなり、胃痛やもたれが発生しやすくなります。

 

【鍼灸治療が効果的な理由】

鍼灸治療は、身体の自然治癒力を高め、消化器系の働きを調整する効果があります。具体的には以下のような効果が期待できます。

 

1. 自律神経の調整

鍼灸治療では、体のツボを刺激することで自律神経のバランスを整えます。特に、ストレスによって交感神経が過度に活性化している場合、副交感神経を活性化させ、リラックスさせる効果があります。これにより、胃の蠕動運動（ぜんどううんどう）が促進され、胃もたれや胃痛が軽減されます。

 

2. 血行促進

鍼灸は血行を改善する効果もあります。胃の周辺の血流が良くなることで、胃酸の分泌が適正に調整され、胃の働きが正常化します。これにより、胃痛や胸焼けの症状が和らぎます。

 

3. 消化機能の向上

胃腸の働きをサポートするツボ（中脘、足三里など）を刺激することで、消化機能を向上させ、胃の不調を改善します。これにより、食べたものが胃の中で滞留することが減り、胃もたれの解消につながります。

 

 

【よく用いられるツボ】

胃もたれや胃痛、胸焼けの改善には、以下のツボがよく使用されます。

 

 

●中脘（ちゅうかん）：おへそとみぞおちの中間に位置し、胃の働きを促進します。

 

●足三里（あしさんり）：膝のお皿の下、外側に位置するツボで、消化器系全般の調整に効果があります。

 

●胃兪（いゆ）：背中にあるツボで、胃の機能を高め、胃もたれや胃痛の緩和に使用されます。

 

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胃もたれや胃痛、胸焼けは、日々のストレスや生活習慣によって引き起こされることが多く、放置すると症状が悪化する可能性があります。鍼灸治療は、体のバランスを整え、消化器系の働きをサポートするための効果的な手段の一つです。

 

さくら鍼灸院では、個々の症状や体質に合わせたオーダーメイドの治療を提供しています。お困りの方はお気軽にご相談くださいね。