つわりやよだれづわり(悪阻)でお悩みの方へ
つわりやよだれづわり(悪阻)でお悩みの方へ
年末からご来院の方は妊娠初期からよだれづわりでお悩みでした。
足の冷え、臀部、腹部の冷えもあり、食事も摂れていない状態で来院されました。
妊娠中に大量のよだれが出てしまう「よだれつわり」は、あまり聞いたことがない症状かも知れませんね。
正式には「唾液過多症」と呼ばれる病気の一種です。
普通の唾液過多症の原因は、胃腸の弱りや自律神経の乱れが主な原因と言われますが、「よだれつわり」は、妊娠中に起こる症状で出産後は治まります。
それでも、ペットボトルに吐きながら仕事や家事をしたり、唾をのみ込み続けたら吐き気が出たり、夜も唾液が出て眠れないくらいひどい症状だと本当につらいですよね。
中医学では腎の弱りや脾の弱りも大きな原因となっています。
また、上実下虚といって、下半身の気が不足がちな方に多くみられるようです。
この方は普段から辛い物や甘いものをよく食べられていたため、消化器が弱っていました。
熱が上にあがってしまい、普通は尿で排出されるはずの水が上にあがってしまい、唾液づわりの原因の一つとなったようです。
来院された患者さまには、お灸や鍼で上下のバランスを整えて、自宅での温灸をおススメしました。湧泉や三陰交など脾腎の弱りを整えるツボに毎日温灸をしてもらい、順調にお仕事に復帰されることができました。
食べれなかった食事も摂れるようになり、赤ちゃんも問題なく大きくなってきています。
治りにくいよだれづわりもあきらめずにご相談くださいね。
『健康に対して慢心していた私』
私自身、危うく第一子を出産の時にロサンゼルスで帝王切開になるところでした。
妊娠がわかって1週間もしないうちに卵巣に15センチほどの膿腫が現れ、妊娠12週目でオペをして嚢腫を摘出したのです。
やっと、授かった子供に麻酔の影響はないのか?
腫瘍は悪性ではないのか?とても心配でした。
影響はないと言われた痛みどめの薬も飲まず痛みに耐えて夜を過ごしました。
とても元気な娘が誕生したときは、心底ホッとしました。
妊娠までを振り返れば、いろんな原因が考えられました。
知っていれば病気にならずにすんだのにと悔やまれます。
更年期に悩まされた諸症状はオペとの関係は否定できません。
自分の経験がこれからの若い女性たちの力になればと思います。
是非トップページもご覧くださいね。⇒ こちら!