腰痛、坐骨神経痛と痺れ、下腹部痛と痺れ

さくら鍼灸院

06-4701-1717

〒558-0033 大阪市住吉区清水丘2-27-13

診療時間 / 9:00~20:00 定休日 / 完全予約制

腰痛、坐骨神経痛と痺れ、下腹部痛と痺れ

腰痛・下半身の症状

2024/09/05 腰痛、坐骨神経痛と痺れ、下腹部痛と痺れ

 

▽病院での診断

慢性虫垂炎、椎間板症

▽これまでの経緯

閉経前後から始まった不調が次第に悪化し、特に腰痛、坐骨神経痛と痺れ、下腹部痛と痺れが1年前より徐々に悪くなり、数カ所の病院で検査をされました。
慢性の肩こりや慢性腰痛にデパス、サインバルタが処方されていました。
人体は筋肉や筋膜で全身がつながっているため、上半身、肩甲骨間の凝りが腰痛や臀部の痺れ痛みなど下半身にまで影響して症状を引き起こしていると考えられます。エコー、CT、MRI、腹腔鏡検査オペでも大きな異常はなく、それでも痛みや痺れが来院のひと月前からさらにひどくなり当院を受診。

初回の施術後は良く眠ることができ、数回の施術で徐々に全身の筋緊張が緩んできたようでした。
施術に加えて自宅でのツボ押しなどセルフケア、食生活の見直し、冷え対策、ストレッチやジョギング、ウオーキングを継続して行われた結果、腹部の痺れは取れました。体重は5キロ減。

坐骨神経周囲の臀部の硬結がキツく、ツッパリ感や足のしびれこわばりはまだ少し残っており引き続き施術をしていきます。

ご本人の努力もあり、1年間お悩みだった症状が80日間12回の施術で緩解し日常生活や仕事も楽になられているようで良かったです。

▽考えられる原因

コロナの自粛期間にジョギングなど続けていた運動が激減し、閉経を迎えた時期と、秋から冬にかけての寒さで下半身の血流が一気に悪くなったため、右側坐骨神経周囲から下肢に異常が出たと考えられる。
踵から首までの膀胱の経絡の冷えがきつく流れが特に悪いため、お灸、可視光線での温熱療法を中心に血流を良くする。
寒くなると悪化するが湯船などで温めると症状は緩解する。
気の停滞が血流を阻害しているため、その原因を絞って取り除くことで痛み痺れが軽減していくと考えられる。

▽施術方針

ストレスによる気の停滞が慢性化したことで血瘀(血が停滞)が腹部と臀部に生じ、血行障害から腹部、下肢の痺れが出現したと考えられる。
ストレスからの肝鬱気滞による気滞血瘀。刺すような痛みや張り感を伴い持続性の痛みや痺れが1年近く続く。
「気滞ればすなわち血滞る」と言われるように、気の停滞から腹部や臀部で血が滞り、その血瘀のためにさらに気の停滞が生じている。
経絡の気血の流れが悪くなることで冷えはさらに増長され痺れともに張った痛みが生じているため、気の巡りを良くし、瘀血をとるツボを選び施術を行う。

▽施術内容

下肢を温めながら肩首のうっ血を取る。
申脈・後渓・三陰交 寒邪を取る。
膏肓・心兪・膈兪・肝兪 上半身の鬱滞を取り寝つきを良くする。
脾兪・大腸兪・胞膏・膀胱兪・太衝・臨泣・合谷から適宜ツボの反応を見て鍼と灸を施す。
手技にて鬱滞した経絡上のツボを刺激し整体を行う。
12回目ではいくつかの症状は軽減し、初めに出ていた右の臀部の硬結が最後に残っている。

▽施術後のアドバイス

長年に渡る食生活により体重増加もあったようですが、食生活の改善により来院後は5キロ減量されました。食欲もあり胃の調子は悪くないようですが、30回〜50回噛んで食べること、外食など味の濃い食事や小麦粉、麺類は避けていただくようにお伝えする。
土日は軽い運動からジョギングまでされているが、頑張りすぎず無理はしないようにお願いする。
ご自身で工夫されている湯船の中、運動前後、就寝前の筋肉のほぐしはかなり有効なので継続していただく。

 

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