にきびの特徴と原因 鍼灸でのアプローチは?
にきびの特徴と原因 鍼灸でのアプローチは?
若いころにきびでお悩みではありませんでしたか?
私は小学校6年生から出始め、顔や背中にまで出てしまった経験があります。
両親が仕事で忙しくて、今のように生野菜を食べる習慣もあまりなく、全体的に野菜不足な上に、インスタントラーメンや焼き肉など、今考えるとこってりした食事が多かった記憶があります。
にきびは青年期に出やすいのですが、中年期に出ると吹き出物と呼ばれますよね。
エネルギーに満ちて、陽気が溢れて熱を生みやすいことで生じてしまいます。
コンビニやファミレス、ファーストフード、美食で日本人の食生活は大きく変化しているため、ある意味、「飽食の時代」「過食」が原因となっている背景があります。
欧米化された食生活によって、脂っこい、食品添加物だらけの加工品、スイーツや濃い味の食品に慣らされてしまった結果、肌のトラブルも絶えないのだと思います。
お顔には胃や大腸の経絡など、五臓六腑と関わる経絡が流れているため、歯茎の腫れやリンパ、血流の悪さにより、お肌だけではなく、耳、眼、口腔内にも熱による多くのトラブルが発生します。
美容鍼灸においても、お顔だけに鍼をすればいいのではなく、症状や全身のツボの状態を毎回しっかりと診させていただいてから、全身+お顔の施術に入らせていただきます。
熱は上にのぼる傾向があるため、赤ら顔やニキビ、吹き出物アトピーなどが多い方で足が冷えている方も多く見受けられます。
物理的に足を冷やさないこともひとつの解決策になります。
また、食生活においては仕事や学業により多忙な生活を強いられるストレスから、不規則な食事や遅い時間の食事など、生活リズムが夜型になっていることも大きな原因です。
また、人間関係のストレスにより肝臓の機能が低下してしまい、全身の気のめぐりが悪くなり滞ってしまうことも大きな原因となっています。
食生活や生活習慣の乱れにより、気が乱れ、体の中の陰陽のバランスが崩れてしまうこともお肌にとっての大きな原因となっているんですね。
ストレスを溜めこまない工夫、生活習慣を見直すもことも鍼灸治療を続けるにあたって、大切なことなんですね。
中医学的なにきびの原因は、肺の熱、痰湿によるもの、消化器の湿熱、気滞瘀血によるものなどに分類され、それぞれの施術があります。
にきびの主な原因となる、「熱」「痰湿」「湿熱」が体内に停滞しているため、体内にある余分な「熱」が皮ふに鬱積することも発症してしまう大きな原因です。
これを流すために、気血の流れをよくすることが大切です。
おもに避けるべき食品は、
刺激物(唐辛子、明太子など)、甘いもの、脂肪の多いもの、冷たいもの、脂身の多い肉類など
食べる方が良い食品は、
(その方の体質や原因により変わりますが基本的に良い食品です)
はと麦、レンコン、ほうれん草、ウリ類(きゅうり、すいか etc.)、冬瓜、わかめ、白菜、りんご、トマト、豆腐、黒豆、大豆、長芋など
帝王切開やオペでからだにメスを入れてしまうことをとても残念に思います。
私自身、危うく第一子を出産の時にロサンゼルスで帝王切開になるところでした。
妊娠がわかって1週間もしないうちに卵巣に15センチほどの膿腫が現れ、妊娠12週目でオペをして嚢腫を摘出したのです。
やっと、授かった子供に麻酔の影響はないのか?
腫瘍は悪性ではないのか?とても心配でした。
影響はないと言われた痛みどめの薬も飲まず痛みに耐えて夜を過ごしました。
とても元気な娘が誕生したときは、心底ホッとしました。
妊娠までを振り返れば、いろんな原因が考えられました。
知っていれば病気にならずにすんだのにと悔やまれます。
更年期に悩まされた諸症状はオペとの関係は否定できません。
自分の経験がこれからの若い女性たちの力になればと思います。
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